2014年8月6日水曜日

お寺と精進料理!!坊主でも肉も食べたいし、酒も飲みたい。

お寺と食事というと、精進料理をイメージします。
葬儀や法要をお寺で行った場合、用意されるのが精進料理です。

仏教以外では、料理はセットになっていませんから日本独特の習慣といえそうです。
中国や東南アジアにも仏教徒が多い国があります。
生活環境・食文化が違うように、仏教の教えというよりも、日本文化といえそうな精進料理へのコダワリです。

精進料理といえば・・・・
肉なし!!!!野菜中心の食事です。⇒⇒⇒⇒⇒不健康な食事が多い現代人にとって理想的です(笑)
一見すれば、肉に見える料理も豆腐やコンニャクでできていたり・・・・日本料理の智恵ですね。

あまり、油も使っていないですから、若い人には物足りないのが精進料理!!

最近は、精進料理にこだわらないメニューを注文するケースが増えています。
と言っても、野菜がメインであるんですけど・・・・

精進料理の時の飲み物は・・・お茶?水?
ほとんどの場合は、ビールや日本酒・焼酎があります。
地域によってはワインやウイスキーもあるんです。
普段、飲むよりも高級なアルコール飲料が多い・・・たとえば「金粉入り日本酒」とか・・・・

ところで・・・・基本的に「お坊さんって、飲酒していいの??肉類を食べてもいいの?」という疑問があります。

正解は(笑)・・・仏教徒は「飲酒禁止!!」「肉食禁止!!」です。
お坊さんは出家していますから、俗世間の人とは違います。と言いつつも現代のお坊さんは、サラリーマンみたいなものです。

肉も飲酒もOK!! サラリーマンのように自分でお金を出して飲むというよりも、檀家などから貰って飲むことが多いですから、舌が肥えていますよ。

時間の制約も受けにくいですから、酒量も増えやすい。スポーツなどをする機会も少ないですから、太目の体形の人が多いものです。
檀家の人との付き合いもありますから、飲まないわけにはいかない・・・というのがお坊さんの言い訳(笑)

檀家の人にとってもお坊さんがいるから、酒も飲めないし肉も食べれないでは、ストレスがたまってしまいますし・・・

日頃から予定を立てて行動する人にとって、お坊さんには向かない。と言ってもなりたい人がいないですけどね。

葬儀は突然やってくる、、、、檀家との付き合いを密にしていれば、なんとなく予定がわかりますけど・・・・長期にわたってスケジュールを作る事はできないものです。
読経と戒名などのお布施は、臨時収入。
それも、半端ではない収入ですから、心の中は嬉しさイッパイですね。

無宗教の人が多いですから、檀家以外の人のお葬式の依頼もあります。
(葬儀会社と提携しているケースも多いものです)
新たな檀家の獲得と、予定外のお布施収入です。

お寺の仕事って、医者の仕事に似ています。
急に予約無しに病気の患者がやってくる。
患者がやってくる予定は立ちにくいものですから・・・・

ただ、救急の場合は、忙しかったり受け入れたくなかったら、他の病院へタライ回し!!
お寺の場合は、急に葬儀が入ってもタライ回しにしないだけ良心的です。

葬儀があれば、初七日、49日、初盆、一周忌などの法要がセットになっているようなものですし・・・・

そうそう、お坊さんは法話をしたり、悩みの相談に乗ったりと人格者のように思われがちですけど、自営業者みたいなものです(笑)

ヤッパリ、お金の事を考えるのは大事なんです。

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