2014年8月25日月曜日

お寺の特権・優遇制度は、身近にある外国みたいなもの

お寺の存在は身近であっても、お寺の内情を知っている人は少ないものです。
最近は、宗教法人に関係した事件が報道される事も多くなって、お寺の内情がもれてきます。

お寺は宗教法人!!
個人ではなく会社みたいな扱いを受けています。

お寺の特典といえば・・・・普通の会社であれば支払い義務がある税金はすべて免除!!

宗教法人であれば支払い義務のない税金の種類は・・・・何と10種類以上あります。

□不動産取得税
□事業税
□印紙税
□市町村民税
□都道府県民税
□固定資産税
□都市計画税
□登録免許税
□所得税
□法人税

他にも消費税も免除されます。
という事は、お寺の大切な収入源であるお布施にも税金はかかりません(モットモ、領収書がないお金ですから課税できないものですけど)


お寺と一口に言っても、宗教活動以外に幼稚園経営や宿坊を経営したり、精進料理の店を経営したりしています。
最近は、介護付老人ホームの経営を行っているお寺も増えています(お寺は土地を持っていますから投資コストが少なくてすむものです)

宗教以外の事業については課税されますけど、普通の会社よりも税率が低く設定されていて利益が出やすくなっています。

宗教がらみで言えば、ペットの葬儀が増えています。
ペットは物として扱いますから、お寺が直接タッチするケースは少ないですね。

ペットも家族の一員として、読経を行う事もありますし、戒名をつける事もあります。
ペットといえども、お布施の対象ですからお寺にもメリットがあります。

以前は、人間のお墓にペットを納骨するという習慣はありませんでした。
ペットで多い犬・猫類は「畜生」という事で、一緒に納骨する事は忌み嫌われていたものです。
最近は、一緒に納骨を希望する人が増えています。

お寺としても「人間」と「畜生」を一緒にする事は勧めたくないですけど、社会情勢の変化に対応する必要にも迫られています。

お寺によってはペット専用の霊園を経営しているケースもあります。
人間のお墓は「墓地」という事で、色々な法律が適用されますけど、ペット霊園は「倉庫」として扱われますから、税制面での優遇はありません。

人間の葬儀は無税でも、ペットの葬儀は税負担があります。
確か・・・仏様は生き物の命は同じと言われていましたけど・・・・
輪廻転生」という言葉があります。
人間の前世は人間とは限らない!!  しかし、前世の記憶を持っている人は皆無ですからなんとも言えませんけど・・・


税金などを考えると、お寺の存在は国内であっても免税店みたいなものですから、外国みたいなものです(笑)
お寺のお坊さんが地域の人に慕われ、尊敬を集める人格者であれば、みんな納得するでしょうけど・・・・

他の人よりも良いものを食べ、酒を飲み、高級車に乗っていたら、ひがむ人も増えるものですね。

税制面で優遇されるから宗教法人(お寺)を作りたい!!という人が出てきてもおかしくありません。
そういう人が宗教法人がらみの事件にかかわっているというのも現実です。

しかし、宗教法人を作るのは大変です。
宗教施設(お寺など)を作って、宗教活動をはじめて実績を証明する必要があります。

その他にも色々な条件整備か必要ですから、最低でも3年以上の月日が必要といわれます。
その為に、休眠中の宗教法人の売買が行われて、事件として取り上げられる事も多くなっています。

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