2014年8月2日土曜日

「金持ち父さん、貧乏父さん」VS「金持ち坊さん、貧乏坊さん」



金持ち父さん、貧乏父さん」というと、2000年に発刊されたロバート・キヨサキ氏によるベストセラー作品です。
最近でもメディアに取り上げられる事もありますから、名前を聞いたことがある人は多いものです。
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簡単に内容を言えば「金持ち父さんは、お金を働かせている」という事です。
お金がお金を産むという、ネズミ講の連鎖の世界です。
実行できる人も少ないですし、リーマンショックなどがあり好結果が出ている人は少ないはずですね。
あくまで、インフレが続いている事が前提になっていますから・・・・

「金持ち坊さん、貧乏坊さん」と言うと・・・・
お坊さんが働くのではなく「お寺」という施設・組織が働いているかどうかによって結果が変わってきます。

簡単に言えば、檀家の数・信者の信仰心によって、お布施の金額が変わってきます。
お布施はお寺の資金力ですから・・・・
お布施と言うと葬儀や法要の際に必要なものと思われがちですけど、お盆・年末・お寺の行事の際にも必要です。

お寺の規模にもピンからキリまであります。
地方に行けば、過疎化が進行して檀家が壊滅的な状況になっているお寺もありますし、知名度があれば数千戸の檀家があるお寺もあります。
仮に1000戸の檀家があり、1万円/年のお布施があるとすれば、1000万円以上の収入がある事になります。
当然ながら、檀家が多ければ葬儀の数も多くなります。

これは、お坊さんの能力や仕事量に関係ありません。
お寺が勝手に働いてくれるというものです。

仮に1000万円の収入があれば、普通の人の場合は雑所得として、税金を納める必要があります(総収入に比例しますけど)
「お寺の収入=宗教法人の収入」ですから、税金はかからない!!まるまる使う事ができる収入です。

全国的に知名度があるお寺の場合は、お布施だけでなく「お賽銭」「拝観料」「お寺グッズ」等からの収入もあります。
年末・年始の恒例番組「行く年・来る年(NHK)」で紹介されたり、「お遍路さん」として知られている四国88箇所霊場の札所になっているお寺です。
日本庭園などで有名なお寺の場合は、拝観料収入もありますけど維持費も掛かっていますね。

普通のお寺において、檀家を増やせば収入アップが期待できるのですが、現実的には檀家を増やす事は至難の業です。
「金持ち坊さん、貧乏坊さん」と言いつつも、僧侶の能力や努力というよりも、生まれ持った運命みたいなものです。

運命として諦めるお坊さんが多いですけど、一般の人の会合等に参加して法話をする事で、お寺に出入りする人を増やす努力をしている人もいます。
檀家と違って、安定した収入源ではないですけど、「もしかしたら・・・将来は檀家になるかも・・・・」と淡い期待もあります。



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