2012年6月16日土曜日

生前戒名の作り方!作り方がわかれば戒名も簡単ですね

戒名を作るのは難しい? 難しく考えれば難しいし、理屈が判れば戒名を作るのは容易です。一度作ったものでも、後から変えることも簡単ですから、難しく考えないほうがいいですね。
戒名は、仏教的な意味にとらわれすぎる必要はありません。

ただし、言霊といわれるように、縁起のいい言葉・響きの良い言葉などに注意したいものです。
戒名にも、一回で作ると考えずに、試行錯誤で、色々と考えていく事が大切ですね。
死後戒名で、僧侶からつけてもらう死後戒名でも、作り変える事は可能です。なんといっても、戒名は戸籍上の名前のように、法律で縛られるものではありません。

戒名にも子供などへの命名にも、三撰三除の法則があります。こだわる必要はありませんけど、無難だと思います。
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三撰三除の法則とは・・・・

○ 意味のある熟語や語源の良い文字を使う。
○ 響きの良い言葉を組み合わせる。
○ 年齢にふさわしい語句・文字を使う。
× 必要以上に難しい文字は使わない(読めない文字は避ける)
× 意味がわからない文字は使わない。
× 悪い意味の文字は使わない。
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戒名は、院号+道号+戒名(法号)+位号で構成されますけど、戒名以外は、必ず必要ではないものです。大切なのは、戒名(法号)だけです。院号&道号&位号は、戒名(法号)の飾りくらいに考えてもいいですし、必要性は低いですね。

戒名といえば「院号+道号+戒名(法号)+位号」の全体を示す言葉として使われますけど、厳密に言えば、法号の事であり数文字に過ぎないものです。
また、仏教の宗派によって違う事を見ても、戒名(法号)以外の重要性は低い事がわかりますね。
戒名(法号)といっても、様々の言葉がありますし、仏教用語を使用すると、重々しくなりますし、現代用語を使用すると、親しみやすくなる反面、軽い感じになります。

先祖の位牌に書かれいる戒名を見ると、殆ど、仏教用語が多いようです。逆に言えば、常用される仏教用語を使えば、同じ戒名が存在する事になります。
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参考として、院号の例としては
安受・願生・珠徳・妙谷・文殊等の言葉は多く使われているようです。
元々は、住居の場所を示すものですから、仏教用語にこだわる必要性は低いようですね。生まれた場所・生活の場所・仕事の場所・理想の場所など、好きな文字をつけても問題なさそうです。
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参考として、道号の例としては
延月・玄泉・隠元・石照・宝壽などの言葉があります。
道号は、趣味・特技・性格・業績・芸名・雅号など、本人を表現する言葉ですね。理想・目標を表す言葉として考えてもいいですね。
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参考として、位号の例としては
男の場合は、信士⇒⇒⇒居士⇒⇒⇒大居士 とつけることが多いですね。宗派によっては、平等で雨事を理由に、位号はつけないこともあります、
女の場合は、信女⇒⇒⇒大姉⇒⇒⇒清大姉 とつけることが多いですね。
死後戒名の場合では、なくなった年齢によっても、位号は違います。

生まれる前の場合は「水子」ですし、1歳くらいまでは「嬰児・嬰女」です。15歳くらいまでは「童子・童女」というように使い分けるようです。ただし、生まれた時に1歳として数えますから、「数え年」であり、満年齢ではありません。
位号は、男女で違いますし、生前戒名と死後戒名では、考え方が違います。
生前戒名は、戒名をつける年齢によって、将来を期待するものもあれば、今までの人生を振り返るものもありますから、位号の必要性は低いですね。
もし、生前戒名と死後戒名を同じにする場合は、付けておいてもいいようです。
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戒名といっても、大切な部分が「法号」です。というよりも、法号以外は、必要性は低いですし、なくてもいいもの!と言っても差し支えないですね。
死後戒名の場合は、仏教用語・偉人に関連する言葉が多いようです。これは、戒名を授ける僧侶と、戒名を受ける人の間に親密な関係がない場合は、無難な言葉を選ぶ傾向があることが原因と思われます。

また、戒名料によっても言葉が違うのを見ると、お寺の営利主義が垣間見えてしまいます。
戒名に使用するのは「清字」を入れたいものです。「清字」というと、聞きなれない言葉ですね。
子供の名前をつけるときに、縁起のよい文字や、家に伝わる文字を取り入れる事に似ています。

「清字」には、前向きな意味を持つ文字が多いですけど、響きのよい読み方も大切です。
「清字」の例としては・・・・
誉・利・良・和・富・得・智・正・志・功・康・成・佳などが上げられます。
心地よいイメージ・正しいイメージを連想させる文字が多いですね。
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子供に命名するときに、将来の幸せを願う気持ちと、戒名を考える時の考え方には、共通の重いがあるものです。

1 件のコメント:

  1. 戒名、法名を授与して頂き、家裁で戸籍改名はできるのでしょうか?

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