伝統的な戒名は、重々しいし、荘厳さを感じさせるものです。戒名の持つ意味を考えれば、当然のことといえます。しかし、重々しさ・荘厳さが戒名を縁遠いものにしている遠因ともいえます。
戒名は仏教と言う宗教の意味合いが強すぎるのが、現代の社会習慣とは違和感をかもし出しています。
時代の変化と共に、戒名も変化すべきですけど、普段の生活から縁遠いため、過去の遺物となっています。
21世紀の現代に適応した戒名は、新しいスタイルが必要です。
戒名を、現代風に考えるなら、パソコン・携帯メールのメールアドレスのスタイルが必要です。
メールアドレスは、自分で決めた名称+プロバイダーで構成されています。更には、プロバイダーの所在地・業種を付け加えれば、世界中で1つのメールアドレスになります。
たとえば、□△□△■△@y○hoo.co.jp と言うように、簡単に作れるのがメールアドレスですけど、戒名も最初の部分だけを、自分で考えれば、後は、定型の文字を繋ぐだけで作れるものです。
違いは、メールアドレスが、アルファベットで作るのに対し、戒名は漢字で作る違いです。戒名は日本の文化ですから、漢字が出てくるのは当然の事ですね。
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戒名には、決まりがないのが特徴ですね。
自分の名前から取ったり、趣味を盛り込んだり、尊敬する人物から借りたり、人生の目標を入れたり、更には、戒めを盛り込む事もできます。
漫画家の、手塚治虫さんは、本名は「治」ですけど、虫が好きで「治虫」にして、ペンネームとして使いました。
鳥が好きなら「鳥」という字か「鳳」を入れるという方法もあります。
人生を正直に生きたいと願うなら「真・誠」という文字もありますね。
一人ひとりの個性・人生観などによって、色々な言葉を盛り込む事が現代の戒名のスタイルになると感じます。
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