2012年6月25日月曜日

戒名は不要!!戒名の意味は伝わっていないのが原因ですね。

冠婚葬祭に関する世論調査によれば、形式よりも中身が大切!という結果になっています。そんな中、仏式で葬儀を行う際の「戒名」が不要であると言う人が、全体の56%に登る結果となりました。

戒名に対する考え方は、年代によって違います。
残された人生の長さや、社会の移り変わりを示しているように思われます。
20~60歳台では、戒名が不要と言う人が過半数を占めました。時に、働き盛りである40歳代では「戒名は不要」が63%を占めています。
逆に、70歳以上は「戒名は必要」と言う人が、54%を占めています。
40歳代というと、社会の中でも重要な位置を占めていますし、高齢の両親がいる世代ですから、影響力が大きいものです。

殆どの人の認識では「戒名はお金を出して買うもの」というイメージですし、戒名の持っている意味はわからない人が多いようです。

戒名は買うもの」と言うイメージを作ったのは、無宗教の人が増えているのに、葬儀だけ仏教形式で行うのはおかしい・・・という認識を数多くの人が持っていると言う事ですね。
戒名の本来の意味は、「自分を戒める名前」ですから、死後の名前という風にとらえられている事自体が問題ですね。

実際、とんち話で知られている「一休さん」や、テレビドラマなどで知られている「武田信玄」は戒名です。

戒名は死後の名前ではなく、生前にもつけることができますし、使う事も可能です。
現在でも、戸籍上の名前を変更する事は大変ですけど、通称として利用する事ができます。
戒名と芸名・改名などは、紛らわしいですけど、人生を切り開くための名前と言う意味では共通するものがあります。

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