2012年6月27日水曜日

戒名は縁遠いだけに、疑問も生じます。(戒名Q&A)

戒名は、死んだ後で勝手につけられる名前!!多くの人が、戒名に対して持っているイメージです。

現代では、お寺の檀家数は減っていますし、仏教に対し熱心な人も減っていますし、お寺の営利主義もあって、戒名の本来の意味は、忘れられつつあります。
お葬式料・戒名料などが、営利目的になっているのは、僧侶の意識の低下にもよります。(良心的な僧侶も多いのでしょうけど・・・・・)

葬儀の際の、お布施・戒名料などはセット販売みたいなものかもしれません。

戒名は、基本的なルールを知ってしまえば、自分で作る事ができますし、仏教徒であることを強制するものではありません。
ここで言う戒名は、仏教徒という形よりも、仏教の教えを心に刻むという内容によるものです。
戒名が縁遠いものになっていますから、疑問も出てきます。考えられる戒名の疑問を挙げてみます。

戒名に使用しないほうが良い文字とは】

戒名も子供の命名を付ける場合も、前向きでない文字は避けたいものです。
具体的にマイナス名イメージがある文字としては「損、害、死、腐、負、粉、失、毒、賭」等が考えられます。
他にも、動物をあらわす文字も避けたいですね(牛・丑・馬・巳など)ただし、動物でも「鳳・鶴・亀」等は、縁起がよいとされますから、使用する場合も多いようです。
変わった例としては「花」という文字は、美しいという意味もありますけど「花札賭博」にも 通じますから「華」が使われます。
日常的に使われている文字の意味と、戒名などの仏教で使われる文字には、意味が違う文字も存在しますから、漢字字典などで意味を確認したいですね。

【先祖の戒名とバランスを考える必要があるの】

先祖の戒名と、生前戒名にバランスを取る必要があるかどうかは、自分の考え方次第ですね。
先祖よりも功績を作りたい!と考えるのであれば、バランスを考える必要はありません。
先祖に尊敬を込めて、先祖の戒名を変えることも方法のひとつです。

【お寺によって戒名が違うの】

お寺の僧侶によって、戒名が違うのが現実です。親密な付き合いのある檀家と、新しく加わる人では、戒名の程度も違いますし、料金も違います(モットモ 戒名をつけて戒名料を取るということ自体に疑問があります)
また、お寺がつけた戒名しか認めないというお寺もあります。仏教本来の意味が失われているのが現状です。
戒名については、宗派の考え・僧侶の好み等も反映されますから、同じお寺だったら似た戒名が多いというのも現実です。

【先祖の戒名は変えられますか】

先祖の戒名で、好ましくない文字があったり、人物とは似つかわしくない戒名であったりすることは、現実には多いものです。お寺の営利目的で、高い戒名料を支払えば、高貴な戒名がつくこともあります。
戒名は、僧侶しかつけることができないものではないですから、変更する事は自由ですし、変更する事に対してお寺からクレームをつける権利はありません。
もし、クレームを言うようでしたら、お寺自体に問題があるといわざるを得ないですね。(現実には多いようです)

戒名が要らないと言う遺言があったら?】

遺族だけで勝手に戒名をつけてもいいものかどうかは、気持ちの問題です。現代では、家族葬・直葬などで、戒名をつけない場合も増えています。
仏教徒でなければ、戒名は不要と言う、個人の意思を尊重してもいいですね。
ただ、家族は問題なくても、一部の親族からクレームが出る事もありますから、話し合っておく必要があります。

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